Introductionイントロダクション

— 19才で燃え尽きた命 —
フランスの若き救世主
ジャンヌ・ダルクの
知られざる真実とは—。

9年の時を経て蘇る伝説の歴史スペクタクル。
待望の再々演で、初舞台・清原果耶があらたなジャンヌ・ダルクを魅せる!

2014年の再演から9年。コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻など、大きな時代のうねりを経て、いっそう凛とした佇まいを見せるニューヒロインが望まれるなか、ジャンヌ役として白羽の矢が立ったのは、清原果耶。フレッシュな感性を持って、自らの道を選びとるヒロインと向き合い、あらたなジャンヌ像を見せる。

およそ600年前。長きにわたるイングランドとの戦争(百年戦争)に疲弊したフランスに颯爽と登場し、目覚ましい活躍を遂げた後、わずか2年で火刑によりその命を散らしたジャンヌ・ダルク。彼女はなぜ、神の声を聞き、それを実現させることができたのか。また、なぜ国王や軍にかかわる人々は、一介の羊飼いの娘である彼女を認めたのか——。ジャンヌ・ダルクという一人の少女が、時代に、政治に翻弄されながらも、自らの信じるものを掴みとっていくまでの「生」に焦点をあてた人間ドラマを描く。